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- 津田恵 Laf from GARDEN
『有言実行』
GARDEN stars. Vol.13
K.suzaki 2020.11
『有言実行』
地元では有名な寿司屋の三人姉妹(笑)。
小学生時代まで母親にマッシュルームみたいに切られてた少女が、初めて美容室に行った時に、
「髪型が変わるとこんなに変われるんだ!!」
「髪型で人生も変わる!」
そう思って美容師を目指したそうです。
Laf from GARDEN 津田恵さん
高卒で美容師をスタートして、関西でやっていましたが、美容師が楽しくなって23歳で上京。
当時GARDENはいろんなジャンルで活躍するスタイリストがいて、美容室の色がハッキリないのが逆にいいなと思い、ここで「自分色」を作りたいと思いました!
濃度の濃いアシスタント時代
アシスタント時代はどんなだった!?
自分のスキルアップもしないといけないけど、撮影の仕事や、外部の仕事を将来やりたいから、休みはほぼモデハンやカットモデルで休みはありませんでした。。。
でもなりたいスタイリスト像や目標が明確だった分、大変だったけど、短時間で濃度の濃いアシスタント時代でした!
眠すぎてシャワーしながら寝てたこともありましたけど(笑)。
一心不乱に一直線で駆け抜けてる
彼女のアシスタント時代は今でも印象に残っています。
同期の新卒より、中途採用だった分少し年齢も上だったので、他のアシスタントと比べてもとにかく目標が明確。
だから先輩にくらいつく様に、サロンワークから撮影から、そして夜の飲みまで(よく朝まで飲みに付き合っている場合を目撃しました)(笑)。
一心不乱に一直線で駆け抜けてる感じでした。
当時、秋葉と河野がGARDENの看板的撮影や、セミナーをほぼ担当し。
サロンワークも大忙しで、地方出身の私には、ただただ憧れで、、
でもアシスタントにつかせて頂く様になってから、
「あっ!わたしも絶対にこうなる!」って決めていました(笑)。
彼女はスタイリストになってお客様の支持を沢山得るだけではなくて、撮影やセミナーなどでも活躍する、『GARDENを代表するスタイリスト』を最初から目指していました。
「入社前から撮影とかを沢山やりたいと思っていました!」
GARDENに入ったのが24歳の年だったので、デビューまでに何年かかるとして、、
「何歳にはこうなる!」とか、、
「何歳までにはこの雑誌とこの雑誌は絶対やりたい!」
とかを妄想していました(笑)。
撮影とかセミナーとか、外部の仕事をどうやってできる様になったの!?
まずは上の先輩の仕事について行き、編集さんや、カメラマンさんに必死に覚えてもらうところからはじめました!
デビュー当時は自分に指名で入ってくる撮影は断然少なかったので、チャンスを貰える様に、直に河野や秋葉に作品を見せたり。
チャンスを頂いた撮影は、練習してスタイルやメイクを見てもらったりしていました。
あと外部の先輩美容師さん達にも積極的に作品撮りをお願いして、スキルアップに励んでいました!
初めての撮影は、河野の代打的な感じで、、、
いつも見てきたことをやろうと事前にも練習したり作ったりしましたが、本番は緊張で全然思った仕上がりにならずでした。。
初めてのショーは、とにかく緊張でなにをやったか覚えてません(笑)。
きっとかっこよくはなかったと思います、、
でも出るからには、劇的に変えれる可愛いモデルさんと思い、夜な夜なモデルハントをした思い出があります。
その成果があって、今では彼女が妄想していた(笑)雑誌は全て制覇し、事実上GARDENを代表する看板スタイリストとして活躍してくれています!
一番多い時では、自分の撮影も行きつつ、先輩のメイクやアシストでついていったりで、月の半分とかは撮影に出ていたと思います。。。
また、同じ日に違う撮影を3本とか、、
武道館や、雑誌の巻頭などで、目指していた師匠と同じ舞台に立てたことはとても思い出に残っています!
それだけ必死に行動して来た彼女だからこそ、後輩にもその道を切り開いてもらいたいという強い思いがあったと思います。
以前は結構後輩にも厳しかったよね!?
自分は不器用で、思うようなスタイリストになるには時間がかかった方なので、なるべくついてくれたアシスタントにたくさん吸収してもらいたいという思いで、求めすぎた事もたくさんありました、、、
特に外部の仕事に関しては、先輩方から受け継いだ、GARDENの看板を背負った仕事だと思っていたので、私のせいで絶対に無くしてはいけないという強い思いがありました。
また、ずっと自分がそれをやりたいと言うよりは、この仕事はいつか関わってくれたアシスタントがスタイリストになった時に受け継いでくれたら嬉しいなという思いもあり、相当うるさかったと思います(笑)
今は業界誌などの指名が増え、ある意味GARDENのデザインというよりは、自分の好きなものやスタイルを表現できる場が増えたので、当時のスタンスよりは肩の力が抜けたように思います。
Laf from GARDEN
2月に銀座にオープンしたLaf from GARDEN は、代表の喜多くんとそんな彼女が中心となってコンセプトを作ったお店です。
『会いたい人がいるから』
のコンセプトがしっくりきています。
人が人を呼んで輪が広がっている空気感が最高に心地よいです!
コロナで自粛期間があったり、家で過ごす時間が増えた時に、私には家族や友達や大切な人の存在がすごく大きく、関わってくれる人のおかげで楽しく仕事もできてるなということを痛感しました、、、
また、「津田さんじゃなきゃ!」というお客様が沢山いらしてくださる事を実感でき、すごく幸せだなと思いました。
なのでこれからは、周りの人達に私が幸せを与えられるような存在でいたいと考えています。
沢山の経験を経てついた「自信」が、彼女を少しずつ変化させているんだろうと感じています。
プライベートでも大きな変化があったのだろう!?と質問をすると、
即「ノーコメントです!!」と(笑)。
芯がぶれない事が一番大事。
最後に後輩たちへは?
自分が入社時に思い描いたものや、なりたい美容師像や、やりたい仕事は日々変化すると思いますが、芯がぶれない事が一番大事。
なんで美容師になったのか、それを今も変わらず持ててるから自分は諦めずにここまでこれました!
また、やってみたいことには、うまく行かなくてもいいから手を出してみる!
やりもしないことを、私なんか、僕なんかと諦めるのはせっかくチャンスがいっぱいあるのにもったいない!
やりたい事や興味のあることは、とにかく恥ずかしがらず、口に出して行動してみてください!
題名に掲げた『有言実行』、
彼女に一番しっくりな言葉だと思いました。
「GARDENの看板スタイリストになりたい!」
そんなことを言っていたアシスタント時代の彼女が、ついこないだの様に印象に残っています。
これはGARDENのスタッフに限らずですが、、
「この人やるだろうな、、、」
という人は本当にやります(笑)。
その共通点は、、、、
最後に彼女が言っていた様に「口に出して行動する」ことです。
津田恵/GARDEN Tokyo
多彩なbeauty表現者。最新のトレンドを取り入れながら、ナチュラル可愛いスタイルが得意で、多種多様にフィットするヘアスタイルを提案。積み重ねた経験と確かなテクニックで「その人にしかない可愛さと新しさ」を引き出す。再現性の高いラフでナチュラルなスタイルは幅広いお客様から絶大な支持を得る。GARDENのCreative directorとして多方面で活動し、beautyの可能性を広げている。
津田さんのInstagramはコチラから!
※写真はGARDEN Collection 2020summerより