- スタッフ
- 岡本聡美 / Laf from GARDEN
『相手を想うコミニケーション』
GARDEN stars. Vol.7
K.suzaki 2020.08
『相手を想うコミニケーション』
人を叱ることは勇気がいる。
まして今の時代は特に、相手を想って言ったつもりでも、伝え方やタイミングで全く違うように受け止められやすい。
ダメなことはダメと愛情を持って相手に向き合うこと。
かくなる自分自身も、今の立場や時代的についつい逃げてしまいがちで、、
でも今だからこそ、そんな気持ちで向き合い、叱ることもいとわない、そんな関係である事はとても大切だと思っています。
締め的にはじまりましたが(笑)、彼女をみていると、僕自身もそんな事をいつも再認識させられます。
Laf form garden スタイリスト岡本さとみさん
まだ以前のお店で働いていた頃に、秋葉さんのところにカットに来たのがきっかけだったそうです。
「受付からお見送りまでの全てに感動して、帰りは今まで感じたことがないくらいウキウキしたのを覚えています!」
「こんなにも美容室に行って感動できるのか!という衝撃と、ここで働きたい!秋葉さんと一緒に働いてみたい!と思ったのがきっかけです」
アシスタント時代の思い出は!?
「毎日先輩に叱られて、朝から帰りまで練習、営業、練習と毎日とにかく必死でした、、」
「営業中になかなかご飯が食べられなくて、朝も夜もがっつり食べまくっていたので、1ヶ月で5キロ太って家族に驚かれた事もありました」(笑)
まだ彼女がアシスタントだった時代に、僕のセミナーに一緒に参加してもらい、アシスタントながらに思いを語ってもらったことがあります。
「私はあまり前に立って何かをやる事が得意じゃなかったのに、その時はどうせ選ばれないだろうと軽い気持ちで希望を出してみたら選ばれてしまい、すごく焦った記憶があります」(笑)
「でも相手に自分の想いをどう伝えるか、どうしたらわかりやすく伝わるかを学べる良い機会になりました」
「皆で一つの講習を作り上げる体験はとても楽しかったです!」
お店やお客様に対する想いは、アシスタントもスタイリストも関係ないと思っています。
物事に対して真っ正面から向き合い、その想いをぶつけていく彼女の姿勢は、アシスタント時代からすでに育まれていました。
いつだったかやはり彼女がまだデビューする前、同期のメンバーと一緒に、一泊で合宿をした事があります。
食後みんなで輪になって自分の想いを発表し合いましたが、、
彼女が想いを泣きながら(実は泣き上戸なんです、、)(笑)語りはじめると、それにつられてみんなも泣き始め、最後は僕ももらい泣きをしたのを覚えています(笑)。
そんな彼女がデビューして3か月でRamieがオープンし異動となります。
「お店の事など、毎日やる事がたくさんあってとにかく必死でした、、」
「絶対にお客様に愛されるお店にする!!というのはスタッフみんなの気持ちで、気持ちのいいシャンプーをする為に決めたシャンプーマニュアルは今もアシスタントに受け継がれています!」
「シャンプーを大事にしてきた事は今のお店の基礎の部分にもなっていて、そういった意味で思い出深いです」
そんな彼女も今では沢山のお客様から支持されるベテランスタイリスト。
2月にLaf form GARDEN にリニューアルして今に至ります。
「最近は楽しむことが大切だと改めて感じています!」
「私自身はあまり変わっていないと思っていたのですが、、
お客様にはラミエの時とはお店の雰囲気も変わって、明るくなったと言われる事が多いです!」
「スタッフも変わるとお店全体の雰囲気が変わるので、楽しみながらラフのテーマに沿ったお店作りをしたいと思っています」
彼女自身もその伝え方や表現を、少しずつ変化させて行っている様です。
最後に後輩たちに伝えたいことは?
「教えてもらったり叱られた事は必ず意味があるという事、、、」
「私はアシスタント時代先輩から叱られやすいタイプだったので、本当に細かい事までたくさん叱られて教えてもらいました」
「当時は理解できなかった事も多く、『なんでこんな事でこんなにも叱られないといけないんだろう』と思っていた事もありました、、」
「でもスタイリストになってからや、後輩ができてからやっと、『私自身の為や、お客様の為だった』と理解出来ました」
「たくさん叱られてきたからこそわかった、私の中での大切な経験です」
言ったところでお互いに嫌な気分になるし、、
叱ったり注意したりすることは、する側にも表現力が求められて、今やそんなリスキーなことはしない人がほとんどではないでしょうか!?
「人を育てる」、、
おこがましいのであれば「人に想いを伝える」、、
後々まで心に残るような伝え方は、SNSでの安易なコミニケーションが可能だからこそ難しい。。。
それでも大切なことは大切と、、
ダメなことはなぜダメなのか?と、、
そして素晴らしいことは心から素晴らしいと、、
『伝えあえる事』を大切にして欲しいと思っています。
岡本聡美/ Laf from GARDEN
横からみたシルエット、前髪からサイドにかけての髪の流れ方、印象的な目の見せ方、女性らしさを引き立たせる艶のあるヘアカラーなど、その人の魅了が最大限に生かせるすべてにこだわりを持つ。提案するショートやボブのヘアスタルの髪は艶やかでキレイと評判。アシスタント時代からシャンプーやマッサージなどに定評があり、現在も細やかな気配りと丁寧な技術でゲストを魅了する。
岡本さんのお気に入りの一枚をご紹介
「ハワイに行った時、ダブルレインボーが出ていて感動して思わす撮った写真です」