プレゼントのラッピング

GARDEN stars. Vol.19

K.suzaki 2021.4



プレゼントの

ラッピング

 

十数年前でしょうか?

 

当時レセプションのコンシェルジュ化が重要視されて、全国でそのような団体ができて検定みたいなことも整備されました。

 

知り合いにはレセプションが店長を務めて成果を上げるお店もあって、美容師ではないお客様目線のマネージメントの必要性がこの業界にも叫ばれるようになっていました。

GARDENのスタートにおいてもそれは同様で、お客様と美容師を繋ぐ役割として、常に各店に配属することをあたり前としてやって来ました。

 

そんなGARDENのレセプションに参加してくれて、もう8年になります。

 

現在は恵比寿の「Uné GARDEN」アン ガーデンに出勤しながら、全体のシフトやポス運用などにも協力してくれている木村奈津美さんです。

 



「大学を卒業して最初アパレル業界に進みました。

大学は経営学部でしたがファッションや美容が好きで、接客も好きだったのでアパレルの道を選びました。

 

もともと美容院が好きで1ヶ月に1.2回は行っていたのですが、当時通っていた美容院の仲のいい美容師さんが、「絶対向いてるよ!」と言ってくれて、そこからレセプションに興味を持つようになりました。

高校生の頃にバスケ部のマネージャーをやっていたのですが、その頃から自分で何かするというよりは、誰かをサポートしたり縁の下の力持ち!的な事が好きで自分に向いていると思っていたので。

なので大学時代には秘書検定やマナー接遇検定も取得しました。

自分の好きな美容やファッションに触れ合えて、毎日おしゃれなお客様やスタッフから刺激をもらえる、

スタッフやお店の営業が円滑に回るようサポートをする、というレセプションという仕事が天職だと思いました!(笑) 」

 

なんでGARDENを

選んだの!?

「雑誌やネットでいろいろなサロンを見てましたが、当時のアイスバーグビルの200坪あるGARDEN harajukuを見た時の、「なんかこの美容院、すごい!!」(笑)という衝撃とスタッフ同士の雰囲気の良さを見て、直感的にここで働きたいと思いました。

でも当時のGARDEN harajukuでは、毎日150〜300名近くのお客様を対応していたのでとにかく忙しく、お客様の見えないところでは毎日駆け回っていました。(笑)

そんな忙しい中でも、早くお客様を覚えたくて毎日必死でした。

あとは幅広い年齢層のお客様がいらっしゃるので、臨機応変な接客対応の大切さと、大変さを学びました。」



今でこそwebが当たり前な時代ですが、僅か数年前まではTeLでの予約が当たり前な状況。

ポスもそこまで進化していない当時は紙予約で、スタイリスト2、30人分で、それこそ巻物(笑)みたいな予約表を管理してもらっていました。

 



レセプションの仕事は

どんな仕事だと

思っている!?

「私は最初の受付でお店の印象が決まると思っているので(大袈裟ですが、、) 。

スタイリストの技術ももちろん大事ですが、電話対応・受付・会計など、、

私たちレセプションの接客でGARDENに来てよかった、また来たいと思ってもらえる大事なポジションだと思っています。

 

『お客様へのプレゼントの中身は美容師がつくる、

そのプレゼントをさらに素敵に演出するように

ラッピングするのがレセプションの仕事』

入社してすぐに須崎さんのこの言葉を聞いて感銘を受けて(笑)、それからずっとそれを胸に働いています。

スタッフもレセプションも全員が本当にお客様の事を思っていて、こんな事までするの?!と驚くことも多いです。

例えば。。

雨で靴が濡れてしまった方の為にお渡しする用のスリッパがあったり。

雨が降ってきて傘がない方の為にお渡しする用の傘があったり。

冬の寒い日には帰りにホッカイロを渡したり。

レセプションは技術は何もできないけれど、お客様の為に何ができるか?それをみんな常に考えていて、

ホスピタリティをもって働いているスタッフが多く日々刺激をもらいますし、尊敬しています。」

 

美容師は自分の腕でお客様を呼ぶことにエネルギーを集中する分、得てして自分よがりになりがちです。

また経験が長くなることで、お客様の様な素人の目線で客観的に見る目も失われていきます。

何より、お客様も率直な意見をスタイリストには言いにくくなります。

レセプションはただ受け付けや会計をするだけでなく、美容師とお客様の絆を更に高めて行く重要なポジションだと考えて来ました。



 

最近楽しいことやこれから

考えていることは?

「旅行が好きで年に7.8回は行ってたのですが今はコロナで行けないので、行けるようになった時を楽しみに、行きたい国や行きたい場所をピックアップして、旅の妄想をするのが楽しいです!(笑)

働き方改革やコロナ禍など、、

時代の変化で仕事の在り方がだんだん変わってきてますが、レセプションは人でしかできないことがたくさんある仕事だと思うので、『やっぱりレセプションがいないとダメだよね』そんな風にお客様からも、スタッフからも思ってもらえるように、感動をあたえられる存在でいたいと思います!」

 

以前僕が書いていたblogを1〜1000まで全部読んだんだよね(笑)。

「入社してすぐまだ何もわからない時に、早くGARDENの事やスタッフの事を知りたいと思って読み始めました。読むのは全然大変じゃなくて、気付いたら読むのに夢中になっていて夜中の3時とかになっていた時もあります。(笑)   」

 

きっちり有給は取ってOFFの充実は欠かさない彼女ですが、そんな熱いところもあるのを僕は知っています(笑)。

また彼女とはずっと店舗が一緒だったこともあり、僕のお客様は100%全員覚えています。

時代は変わってデジタル化も進み、レセプション周りの仕事も効率化されて行き、GARDENでもレセプションの在り方が変化してきています。

様々なことが効率化されて、美容師の還元率を上げることが一番にクローズアップされている今です、、、

もちろん様々なサロンの形があって良くて、様々な価値が必要です。

 

彼女の様にお客様への価値を高めようと何年も頑張ってくれているレセプションが、GARDENにはたくさんいます。

よりサロン運営が円滑になって、美容師が最大限のパフォーマンスを引き出せる様に。

スタイリストの魅力を最大限に感じて頂くために。

何よりGARDENとして、ご来店頂いたお客様に最高のご満足を提供できるために。

これからどんどん無駄が効率化されて行く時代。

わざわざ会うことで生まれる価値こそが彼女たちの可能性を引き出し、更にフィールドを広げてもらうことで未来を一緒に作って行きたいと思っています。

 

 



木村奈津美 / reception

Uné GARDENレセプション。自然体な雰囲気でサロン内のムードを整え、お客様とスタッフをいつも見守ってくれている頼もしい存在。チャームポイントはもちろん笑顔。趣味は旅行。

 

 

# ミライ # レセプション # 価値 # 可能性 # 笑顔

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