セカンドキャリアへのチャレンジ

GARDEN stars. Vol.28

K.suzaki 2022.7



 

【5月に千葉県の『おおたかの森』にセカンドラインの2店舗目が立川に続いてオープンしました。

『GARDENのgood designをより多くのお客様へ!」

そんな目的のセカンドラインですが、、、

もう一つの大きな目的はGARDENスタッフのキャリアアップでもあります。

『独立』でも『FC』でも無い『共同出資』という形で、GARDENの経営資源を最大限に生かしながら最短で成長を促進しあい、『サロンオーナー』というポジションで、生涯グループの一員として共存して行こうというものです。

まだスタートしたばかりで試行錯誤の連続ではありますが(笑)、そんな新たなチャレンジに掛け今回おおたかの森のオーナーとなった松下哲士くんです】

 

【子供(小中学)の頃はどんな子でした?】

 

石川県南部の小松市の出身で、小学校が1学年1クラス18人しかないような田舎で育ちました(笑)。

田舎過ぎてクラブチーム、部活も野球しかなく(笑)、野球を9年間やってました!!

その頃から長くやり続ける継続力はあったと思います。

ただ当時から人見知りな性格で、人と知り合ったり、仲良くなるのに時間がかかりました。。。

コミニケーション能力が足りないなのか、自分の意思が凝り固まっていて柔軟な考えが出来ない、そんな自分が当時から好きではありませんでした。

 

【なぜ美容師になりたいと思ったの!?」】

 

高校二年生の進路を考えはじめた頃、そんな自分の性格があまり好きではなかったので、沢山の人と知り合えて色々な方とコミニケーションがとれて、自分の性格でも色々な方と知り合う事が出来る職業だな思った事が一番で、あと単純にカッコいい職業だなと思ったことです(笑)

それで東京の日本美容専門学校に入学しました。

両親に頼み込んで状況させて貰ったので一度も休むことなく通いました。

両親には今でも感謝ます。

 

【最初は当時有名だったイマイに入社したんだよね!?イマイを選んだ理由は!?】

 

美容学生の時代、就職活動は同級生の中でも真剣にやっていた方だと思います(笑)。

歴史の長いサロンで技術をしっかり学びたいと思って選びました。

でも入社してみたら同期の中でも一番要領がわるく、、、チェックの進みも遅いアシスタント時代でした。。。

ワンレングスカットのチェックを一年間合格できず、同じことずっとやり続けた「地獄の一年」を送りました(笑)。

美容師は向いてないとか本気で悩みました。。。

辞めることは考えなかったですが、スタイリストになれるかずっと不安でしたね。

それでも同期とよく一緒に食事に行ったり、遊びにいったりして、お金はなかったですがそれなり楽しんでもいました!!

 

【そんなアシスタントを経て、イマイ時代先輩だった深谷に誘われてGARDENに入社したんだよね!?】

 

26歳の時に、自分自身でもっと変化をしなければいけないと思ったことがきっかけで、深谷の紹介で面接させて頂きました。

まだGARDENがスタートして一か月くらいだったと思いますが、面接に行ったときに、初めてサロンに入って感じたお店の規模と空間、、

スタッフの人数に度肝をぬかれて(笑)。

あまりにもインパクトが凄すぎて(笑)、今でも鮮明に覚えてます!

その時に「ここで働きたい!!」と思いました!!

入社してからは、またシャンプーマンからの一年目からのスタートでしたが、当時はがむしゃらにやってました。

とにかく早くスタイリストになりたいと思ってたので!

でも実際にGARDEN に入ってみて、スタッフ同士の繋がりや、お客様に対する美容師としてのありかた、立ち振る舞い、社会人としてとか、技術教育とか、全てが今までと大きく違いました!

その全てを一からまた学べたことが、僕にとっては一番大きなことでした。

 



GARDEN(原宿)にて

 

【松下くんの同期は、ちょうどニュートラルからGARDENへと移行する時で、入社数ヶ月のアシスタントがいきなり辞表を出して新しい会社に移るという異例な事態にも関わらず、誰一人躊躇せずに着いて来てくれたメンバー、その分濃いメンバー(笑)だったと思うけど!?】

 

本当に多様なメンバーが揃っていて(笑)、人としての愛情や、先輩、後輩への関係性など、入社一年目に歳下の同期から学ばされる環境には本当に驚きました!

人との関わり方や相手の気持ちを大切にすることの重要性を学べましたし、先輩から愛情をたっぷり受けて、後輩にも愛情を注いでいく風土がどんどん受け継いでいかれることに、本当に凄いと思いました!

特に新卒の同期は、GARDEN イズムの凄いメンバーばかりで刺激的でした(笑)

 



デビュー時の貴重な写真

 

【スタイリストデビューした時、デビューしてからの思い出は!?】

 

スタイリストデビューは、自分にとって苦い思いでしなかなかったです。

本当に未熟でした、、、

何であんなに自信満々だったのか?本当に、ダメダメでした(笑)。

当時は必死でしたが、結果が出なすぎて2年くらい辛い時期が続きました。

そんな時にNAOMIさんがRamieを立ち上げる事になって、一緒にサロンワークをしていてNAOMIさんの美容師としてのスタンス、マインドにとても影響されていた僕は素直に一緒にやりたいと思いました。

月間売上200万円の壁が大きく、なかなか伸びがゆっくりだったんですが、、

思考とか姿勢をNAOMIさんの影響によって変えられた事がきっかけで伸びたんだと思います。

 



Ramie オープン写真。松下哲士写真一番左。

 



撮影の様子

 

【そして二店舗目となる表参道店を松下くんは任される様になります】

 

自分のステップアップとして、必要なことだと思い異動を決意しましたが、、、

当時をふりかえると、正直不安の方が大きかったと思います。

本当は僕自身、強い意志はなかったかもしれません。

ですが、、、沢山の失敗もしましたが、やってみた事でとても勉強になりましたし貴重な経験が出来ました。

今思うと色々な事がありすぎましたが、異動して沢山成長できたと思いますし良かったです!

 

【その後今のGARDEN aoyama へ繋がって行き、松下くんがトップを任され今に至ります】

 

Ramieのオープンニングから携わり、一からのお店作りを見て来て、スタッフの採用から、育成、お店としてのマネージメントなど、自分自身がプレイヤーから、一つステップアップする時期で沢山の事を学んだと思います。

特に今、Ramieの時の事をよく思い出します(笑)。

「あの時こうゆう気持ちだったんだろうな」とか、「あの時の決断はこうゆう意味があったんだろうな」など、トップの気持ちや考えが理解できるようになりました。

初めてお店のトップとして任せてもらう事になり、全ての見え方が変わりました。

決断力、判断力、スピード感など、自分のマネージメントスキルの不足を感じることが正直多いです。。。

特にスタッフに対して、チームとして雰囲気作りなど、立場が変わることで見え方が変わり、更には自分自信の考え方や思考も少しずつ変化し、自分の成長にもつながりました。

代表という立場が、自分自身を変える良い経験になりました。

 

【セカンドラインのプロジェクトに参加しようと思ったきっかけや、おおたかの森という全く別の地でチャレンジするにはそれ相応の覚悟があったのでは!??】

 

40歳を過ぎて、この10年をどうするか悶々としていて、正直迷いに迷っている中で、セカンドラインの話しを聞いて「これだっ!!」て思いました!

今の現状ややり残した事など、迷いも沢山ありましたが、自分自身の気持ちと向き合った際に、「チャレンジしたい!!」って思いました。

モヤモヤがスッキリとハッキリと晴れたような感じでした(笑)。

妻とも沢山話しをし、仕事が忙しくて家にいなくても、沢山働いてる父親の方がカッコイイかなと思ったり(笑)。

一人息子ですが、息子には経済的な理由で夢やなりたい職業を諦めさせたくないという気持ちもあるので、更に自分自身のキャリアアップは、必要だと思いました。

自分自身の両親に、自由にさせてもらった分、息子にも同じようにしてあげたいと思いました。

 

今はワクワクしかありません!!

 

自分達で全くのゼロから作り上げる事に楽しみでしかないです。

準備段階では、正直心配な事も多々ありました。

スタッフ採用が上手くいかない、、、思うようにはいかないという焦りなど、、、

やはり壁はスタッフ採用です!

これからも大きな課題の一つだと思ってます。

それでも全てを自分達で決断し実行していくこと。

成功しても失敗しても自分達の責任で決断決定していく事が、経営者としての立場を少しづつ実感できているところです。

 





garden otakanomori サロン内は、ゆったりとしていてインテリアSHOPのような雰囲気。

 

【これからおおたかの森で実現して行きたいこと?大切にしたいことは!?】

 

おおたかの森を中心につくばエクスプレス沿線での店舗展開を実現したいです(笑)。

また働き方の多様性を実現することによって、GARDEN で長く働けるスタッフを増やせる環境を作りたいです!!

都心で培ってきたGARDEN というブランドの技術やサービスを広げていくことと、GARDEN を更に沢山の方々に愛されるブランドに拡げて行きたいです!

僕自身もオーナーであり、経営者一年目として、第二の美容師人生のこのプロジェクトを成功させ、「郊外のGARDEN でも凄いって思ってもらえるようになりたいです!

 

【最後に後輩たちに伝えたいことは!?】

 

美容師としての今を全力でやり切ってほしいです!

やり切った先には、必ず充実感と明るい未来があります。

20代、30代の時間は、その時にしかない貴重な時間です。

時間は、有限です!お金では、買えないです!

今の時間は今しかないです。

なので一番伝えたい事は「時間を大切にしてくださいです!」

 

 

『GARDENオープンと同時に、何の躊躇も無く異動して来た松下くんの同期達は、殆ど卒業して今はみんな経営者。

そんな個性豊かな同期達に、今度は遅れながらもやはり経営者の道を歩みはじめた松下くん。

本人も言っている通りひたすら頑な(笑)。

それは真っ直ぐでブレず、正しい方向に向いている時はとても意思が強い事。

方向が一緒なら周囲からは真面目になんでも確実にこなし、その誠実さが信頼を築き上げて行きます。

 

スタイリストになる事も経営者になることも結局、「いつなるか?」ではなく「どうなるか?」だと僕は思っています。

まだまだスタートしたばかりで問題山積ですが(笑)、、

TOPが「こうなりたい!」という理想にしか、お店も会社も成長しません。

 

自分の目指す目標だけを真っ直ぐに見続けて、ブレずに達成するまで続けてもらいたいと思います!

GARDENみんなの期待を背負って!』

 

 

 



松下哲士 / Satoshi Matsushita

どんな時も女性にはキレイでHAPPYでいてほしいという想いから心がけていることは、自宅でもスタイリングしやすく再現性の高いヘア。美容師としての長い経験からその人の素敵なポイントを引きだし、髪質を生かした的確なスタイル提案で幅広い世代のお客様から支持を得ている。特に女性らしさをしっかり取りいれた、柔らかさや丸みスタイルに定評を頂く。『garden otakanomori』と『GARDEN aoyama』でサロンワークを行う。

 

 



garaden otakanomori 情報!



ガーデン オオタカノモリ

千葉県流山市おおたかの森北1-5-8リアン201
TEL/04-7136-7470
定休日/木曜日

HPはコチラから

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